H.B. Barnum
キワモノから本格派まであらゆるジャンルで愛されたプロデューサー
The Great,
H.B. Baunum
60年代から作曲家・アレンジャー・プロデューサーとして、あらゆるアーティストに多大になる影響を与えてきたH. B. Barnum(H.B. バーナム)。1936年7月15日テキサス州ヒューストン生まれ、ロサンゼルス育ちの彼が最初に世間の注目を浴びたのは1961年にリリースしたインスト曲の“Lost Love”(全米35位)。これをきっかけにImperial(インペリアル)のアレンジャー兼プロデューサーとなり、Irma Thomas(アーマ・トーマス)等を支えた。その後CAPITOLに移り、 David Axelrod(デビッド・アクセルロッド)、Nancy Wilson(ナンシー・ウィルソン)、Lou Rawls(ルー・ロウルズ)等と仕事をともにした。70年代には
Motown(モータウン)に移り、Stevie Wonder(スティービー・ワンダー)、Marvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)、Gladys Knight & The Pips(グラディス・ナイト・アンド・ザ・ピップス)、Johnny Bristol(ジョニー・ブリストル)、Lamont Dozier(ラモント・ドジャー)、Aretha Franklin(アレサ・フランクリン) 等のレコーディングに携わるほか、フリーランスのアレンジャーとして、O. C. Smith(O.C. スミス)、Boz Scaggs(ボズ・スキャッグス)とも仕事をしていた。長期にわたりあらゆるアーティストのレコーディングに引っ張りだこの人気ぶりだった。本人名義のアルバムも60年代に3枚リリースしている。