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ソウル&ファンク大辞典

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Stevie Wonder / SONGS IN THE KEY OF LIFE

「スティービー・ワンダー芸術」の集大成

スティービー ワンダー Songs in the Key of
Life, Stevie Wonder,
1973
70年代にはレコーディングのほとんどを一人で行うこともあったスティービー・ワンダー。その彼が再び数多くの一流ミュージシャンをゲストとして招き、LP2枚組+EPにブックレットまで付いた超大作として完成させたのが、この“Songs in the Key of Life(邦題:キー・オブ・ライフ)”だ。

いわゆるスティービー・ワンダー3部作の次作として発表されたが、3部作の頃の芸術家として張りつめた緊張感からは解放され、成熟した音楽家としての余裕の姿が見える。この作品は、アートとポップスが極めて高い次元で融合した彼にしか生み出せない「スティービー・ワンダー芸術」の集大成ともいえる。

参加メンバーを見ただけでも、70年代ソウルやジャズファンク・ファンには垂涎ものだ。オルガンにRonnie Foster(ロニー・フォスター)、コーラスにMinnie Riperton(ミニー・リパートン)やSyreeta Wright(シリータ・ライト)、ハープDorothy Ashby(ドロシー・アシュビー)、キーボードHerbie Hancock(ハービー・ハンコック)、ギターGeorge Benson(ジョージ・ベンソン)、フルートBobbi Humphrey(ボビ・ハンフリー)、サックスJim Horn(ジム・ホーン)と錚々たる顔ぶれだ。

実験的な試みも取り入れながら、大衆性も決して忘れていない。よく言われることだが、ビートルズに例えるなら「ホワイト・アルバム」に匹敵する作品といえるだろう。

Producer: Stevie Wonder
1976年



Love's in Need of Love Today - Stevie Wonder with Take 6
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