Jim Horn / JIM'S HORNS
スターを陰で支えたいぶし銀
Jim's Horn,
Jim Horn, 1973
スランプ・ロックの名門レーベル“Shelter Records(シェルター)”からリリースされた白人サックス・プレイヤーのソロアルバム。シェルターといえばアフリカ系の音楽家以上にブラック・ミュージックを愛し、自分たちの文化背景もミックスした名作を、次々とリリースした気合いの入ったレーベルだが、ジム・ホーンの作品に関していえば、大人の余裕といい加減さを感じさせるリラックスした雰囲気。ブラック・ムービーのサントラ・キング、デニス・コフィーをさらにだらけさせたようで、何ともいえぬいいムードを醸し出している。このあたりのミクスチャー感はあらゆるセッションに参加してきたジム・ホーンならではのものかも。
ジム・ホーンと言えば本人の作品よりも、ビートルズのソロ活動からローリングストーンズ「山羊の頭のスープ」、スティービー・ワンダーの「キー・オブ・ライフ」まで、数々の大物ミュージシャンのレコーディングやライブで大人気だった。
Producer: Jim Horn
1973年