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本作のプロデュースはGeorge Benson(ジョージ・ベンソン)。フォスターは、ジョージ・ベンソンのCTI時代等の70年代の作品にも多数参加しているが、“On the Avenue”は、音的にも70年代のベンソンに近いものがある。強いて言えば、フォスターの方がもう少し自由にプレイしており、音の隙間も感じる(いい意味で)。
1曲目の“Serenade to a Rock”からロニー・フォスターの魅力が全開。このソウルフルな70年代ジャズファンクでは、アナログなオルガンとスペーシーなモーグを効果的に併用している。そこに絡むのがPhil Upchurch(フィル・アップチャーチ)のツボを得たギター。聞けば聞くほど味のある曲だ。ファンキーなロニー・フォスターが好きな人なら、2曲目のタイトル曲がオススメ。この曲ではホーンセクションも加わり、力強いリズムとメロウさのバランスが心地いい。その他にもStevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の“Golden Lady”や、Freddie Hubbard(フレディ・ハバード)の“First Light”のカバー曲もある。
Producer: George Benson
1974年