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ソウル&ファンク大辞典

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George Benson Quartet / IT’S UPTOWN

60年代に「最もエキサイティングな新進ギタリスト」と呼ばれた男

ジョージベンソン It's Uptown,
George Benson
Quartet, 1966
アルバムカバーにデカデカと“The Most Exciting New Guitarist on the Jazz Scene Today(今日のジャズシーンで最もエキサイティングな新進ギタリスト)”と書かれているように、天才ギタリストとして未来を嘱望されていたジョージ・ベンソンが、まだ20代前半の頃にリリースしたジョージ・ベンソン・カルテットのセカンドアルバム“It’s Uptown”。ギタープレイには若々しさも感じるが、すでに大物エンターテナーとしての風格も漂っている。ガーシュインの「サマータイム」やマーヴィン・ゲイがヒットさせた“Ain’t That Peculiar”のカバー曲も収録されており、非常に楽しいジャズが詰まっている。

オルガンのLonnie Smith(ロニー・スミス)をはじめとするカルテットのメンバーとの息もピッタリ。それにしてもシングルトーンのギターとオルガンの音色は、どうしてこうも合うのだろう。ジョージ・ベンソンは、ソロデビュー前にはJack McDuff(ジャック・マクダフ)のバンドでプレイしていたので、その辺は体感して自分の作品にも取り入れているのだろう。

オススメは底抜けに明るい“Clockwise”とジョージ・ベンソンのヴォーカルも楽しめる“Summertime”。

CTIやブラコン時代とは全く異なるサウンドだが、彼の独特なギタープレイや明るいキャラクターのせいか、ジョージ・ベンソンにしか出せない共通の匂いも感じる。

Producer: John Hammond
1966年



Summertime - George Benson Quartet
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