ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
“Love And Beauty”収録の“Why Can’t We Be Lovers”では、非常に味のある歌を聴かせてくれたが、このアルバムでは、歌よりも、やはりサウンドのクオリティーの高さに意識がいく。
時代的にはかつての同僚であるMarvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)やStevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)が社会問題をメッセージに取り込んでいく中、ラモント・ドジャーは60年代に自分たちが築いたブラックミュージックの音楽的進化を純粋に発展させることに集中しているように感じる。
全曲レベルが高いが、強いてオススメをあげるならドラマチックな展開の1曲目“Breaking Out All Over”やB3の“Take Off Your Make Up”か。
プロデュースはデトロイトの王様Don Davis(ドン・デイヴィス)やH=D=Hに愛されたPoliticians(ポリティシャンズ)のMcKinley Jackson(マッキンリー・ジャクソン)。
Producer: McKinley Jackson
1973年