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スティービー・ワンダーとの共作であるタイトル曲“The Tears of a Clown”は、アルバム発売時にはあまり注目が集まらなかった。しかし、アルバム発売から3年後に、英国でシングルとしてリリースされると、たちまちチャート1位の大ヒット。それに味をしめたモータウンが米国でもシングルカットし、ビルボードのポップチャート1位に輝いたという経緯がある。そして、アルバムタイトルも“Make It Happen”から“The Tears of a Clown(邦題:涙のクラウン)”に変更し再リリース、大ヒットに至った。
つまりヒット至上主義のモータウンでは、当初あまり評価されなかったわけだが、内容が劣っているわけではない。モータウン的な大ヒットには至らなかったが、“The Love I Saw in You Was Just a Mirage”と“More Love”は、それなりの成績を残している。特に“More Love”は、1967年の曲とは思えないほど、モダンで垢抜けている。同傾向の“After You Put Back the Pieces (I’ll Still Have a Broken Heart)”もいい。60年代モータウン・サウンドが好きにな人には“It’s Good Feeling”がオススメ。
Producer: Smokey Robinson, Henry Cosby, Brian Holland, Lamont Dozier
1967年