ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
イントロのギターを聞いただけでぶっ飛びそうなDon Covey(ドン・コヴェイ)作のA1 “Chain of Fools”に始まり、James Brown(ジェームス・ブラウン)作のA2 “Money Won’t Change You”、Curtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)作のA3 “People Get Ready”、Carole King(キャロル・キング)のA5 “(You Make Me Feel Like) a Natural Woman”と、他人の曲ばかりだが、完全に自分のサウンドにしているところが、他のアーティストとは違う。個人的には、派手な曲は少ないが、より黒さが強調されているB面が好きだ(アレサの曲もふたつ入っているし…)。特に最後のB5 “Ain’t No Way”は、アレサの妹キャロリンの作で、最高のソウル・バラード。印象的なバックのソプラノヴォイスは、Whitney Houston(ホイットニー・ヒューストン)の母親であるCissy Houston(シシー・ヒューストン)。
バックを務めるのはFame(フェイム)で有名なマッスル・ショールズの面々。ソウルフルでありながら、ポップスも軽く歌いこなすアレサ・フランクリン。全曲名曲揃いで、音楽のジャンルを超えた60年代屈指の名盤!
B2 “Good to Me As I Am to You”では、若き日のEric Clapton(エリック・クラプトン)が、ソウルバンドのギタリストになりきって演奏している。
Producer: Jerry Wexler
1968年