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ソウル&ファンク大辞典

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James Brown / REVOLUTION OF THE MIND

ファンクの神の全盛期の姿を記録したライヴ音源

ジェイムズ・ブラウン Revolution of the Mind,
James Brown, 1971
ジェームス・ブラウンを語るとき、絶対に忘れることができないのが、彼のライヴ・パフォーマンスだろう。この“Revolution of the Mind”は、彼の絶頂期のライヴアルバムであり、ファンクの次元を誰も到達していないレベルにまで高めた時期の記録である。収録曲はそのままファンクの歴史であり、ベストセレクションともいえる内容のものだ。会場のセレクトも完璧。彼が世界の音楽界に天孫降臨したことを宣言し、これまでに何度も神懸かったパフォーマンスを見せたホームグラウンドともいえる聖地アポロシアターだからだ。

バックの演奏ももちろん完璧。Bobby Byrd(ボビー・バード)との掛け合いや、Fred Wesley(フレッド・ウェズリー)率いるこの時期のJ.B’sに文句をつける人などいないはずだ。

ブラック・ミュージックの偉大な点は、神性と世俗を分けることなく自然に溶け込ませ、楽譜には記せないグルーヴという神のヴァイブレーションをそのDNAに宿したことだろう。そしてジェームス・ブラウンほどエンターテイメント性と、神聖ともいえるほどのファンクの高みを両立したアーティストは、恐らくいない。彼こそがキング・オブ・キングであり、20世紀以降の音楽界のゼウスともいえる。

神のヴァイブレーションを体感するための注意点はひとつだけ。爆音で鳴らすことだ。

Producer: James Brown
1971年



Sex Machine - James Brown
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