ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。
1967年にはKing Records(キング・レコード)と契約、すぐにJames Brown Revue(ジェームス・ブラウン・レビュー)で歌うようになる。同時にJBプロデュースでソロも発表するようになるが、当初はヒットに恵まれなかった。しかしこの頃の作品“Unwind Yourself(1968年)”は、ロウ・ファンクの名作としてマニアに知られるようになり、20年後、The 45 Kingに使われ再注目される。
マーヴァ・ホイットニーの名前が一躍有名になったのは、Isley Brothers(アイズレー・ブラザーズ)“It's Your Thing”の改作“It’s My Thing (You Can’t Tell Me Who to Sock It to)”の成功だろう。この曲はR&Bチャート19位(1969年)のヒットなり、彼女の代名詞となった。その後も“Things Got to Get Better”、“I Made a Mistake Because It's Only You Part 1”等のヒット作が続いた。
ジェームス・ブラウンから「ソウル・シスター・#1」と称賛され、キングからアルバムも3枚残しているが、何があったのか1970年にはJBのもとを離れ、カンサスシティーに帰っている。
2006年には日本のオーサカ=モノレールとのコラボレーションで来日し、アルバム“I Am What I Am”を残している。