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ソウル&ファンク大辞典

ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。

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Marva Whitney

JBから「ソウルシスター#1」の称号を受けたファンキー・ディーヴァ

マーヴァホイットニー It’s My Thing,
Marva Whitney,
1969
カンサスシティーで生まれ育ったマーヴァ・ホイットニー。子どもの頃はゴスペスグループで歌っていたが、次第に世俗的な世界にも足を踏み入れるようになる。Tommy & the Derbysというバンドのリードヴォーカルを担当する頃には、カンサスにやってくるIke & Tina Turner(アイク&ティナ・ターナー)、Johnny Guitar Watson(ジョニー・ギター・ワトソン)等の大物たちの前座を務めるようになった。Bobby Bland(ボビー・ブランド)やLittle Richard(リトル・リチャード)からはツアーの話もあったが、より大きなチャンスを求めてシンシナティへと旅立つ。

1967年にはKing Records(キング・レコード)と契約、すぐにJames Brown Revue(ジェームス・ブラウン・レビュー)で歌うようになる。同時にJBプロデュースでソロも発表するようになるが、当初はヒットに恵まれなかった。しかしこの頃の作品“Unwind Yourself(1968年)”は、ロウ・ファンクの名作としてマニアに知られるようになり、20年後、The 45 Kingに使われ再注目される。

マーヴァ・ホイットニーの名前が一躍有名になったのは、Isley Brothers(アイズレー・ブラザーズ)“It's Your Thing”の改作“It’s My Thing (You Can’t Tell Me Who to Sock It to)”の成功だろう。この曲はR&Bチャート19位(1969年)のヒットなり、彼女の代名詞となった。その後も“Things Got to Get Better”、“I Made a Mistake Because It's Only You Part 1”等のヒット作が続いた。

ジェームス・ブラウンから「ソウル・シスター・#1」と称賛され、キングからアルバムも3枚残しているが、何があったのか1970年にはJBのもとを離れ、カンサスシティーに帰っている。

2006年には日本のオーサカ=モノレールとのコラボレーションで来日し、アルバム“I Am What I Am”を残している。



It's My Thing - Marva Whitney & the J.B.'s
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