ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
サム・クックへの追悼の意味があったのか、“Change Gonna Come”、“Shake”、“Wonderful World”と、オーティスのアルバムとしては最大の3曲も収録されている。そして、どれもオーティス自身の曲のように消化しており、見事な追悼作となっている。自作の“Ole Man Trouble”、“Respect”、“I’ve Been Loving You Too Long(この曲はジェリー・バトラーとの共作)”は現在ではソウルクラシックの大定番。サム・クック以外のカバー曲は、ローリングストーンズの「サティスファクション」から、B.B.キングの“Rock Me Baby”、テンプテーションズの「マイ・ガール」と非常に幅広いが、全てオーティス節でまとめられている。
このクラスのアーティストになると、語るのがおこがましい気がしてくる。必要最低限のサウンドで、多様性もあり、これ以上付け足すものが何もない完璧な作品。
Producer: Jim Stewart
1965年