Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

Bohannon / STOP & GO

ディスコ王子が残した超ど渋ディープファンク

ボハノン Stop & Go,
Bohannon, 1973
Hamilton Bohannon(ハミルトン・ボハノン)にとってのデビュー作だが、ジャケット写真のかわいい王子顔にダマされてはいけない。これがナカナカのド渋ディープファンクなのだ。ボハノンといえば、1970年代後半のディスコのイメージが強いが、この作品にはその面影はほとんどない。

ジョージア州生まれのハミルトン・ボハノン。学生時代にはジミ・ヘンドリックスとバンドを組んだこともあるという。プロとしての最初の仕事は、当時13歳のStevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)のツアーにドラマーとしての参加したこと。これがきっかけでMotown(モータウン)に雇われ、Smokey Robinson(スモーキー・ロビンソン)やMarvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)をはじめとする、レーベルのスター達のサポートも務めるようになる。

モータウンがロサンゼルスに移っても、ボハノンはデトロイトに残り、自分のバンドを結成する。その中にはRay Parker Jr.(レイ・パーカーJr.)やDennis Coffey(デニス・コフィ)、Fabulous Counts(ファビュラス・カウンツ、後のカウンツ)のメンバーもいたという。そして、1972年にシカゴの名プロデューサーCarl Davis(カール・デイヴィス)のDakar(ダカー)と契約し、リリースされたのがこの“Stop & Go”だ。

このアルバムで最も有名な曲はJay Z(ジェイZ)が“Cashmere Thoughts”でサンプリングした“Save Their Souls”だろう。この曲はその他にもUltramagnetic MC’s(ウルトラマグネティックMCズ)等、多くのアーティストに取り上げられ、ブレイクビーツ・クラッシックとして知られている。

Producer: Hamilton Bohannon
1973年



Save Their Souls - Bohannon
関連アーティスト