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これは時代の影響が大きいのだろう。マーヴィン・ゲイやジェームス・ブラウン、スライ&ザ・ファミリーストーン、スティービー・ワンダー等、ブラックミュージックが激動していた時代に、ラテンアメリカの血を引くものとしての社会的メッセージが音楽に現れている。
サウンドとしては、パーカッショニストらしくリズムの嵐。オーガニックなリズムが淡々と続きトランス状態に持っていく様は、伝統的なキューバ音楽に通ずるものがある。
オススメはジャズとラテンとアフロが攻撃的に交わったB1“Hotel Alyssa-Soussie, Tunisia”、怒涛のドラムソロで始まるB2“Para Ti, Tito Rodriguez”、最高のブレイクビーツからおどろおどろしく展開していくB4“My Christina”。
Producer: Sabu Martinez
1973年