ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。
Coffy, 映画としての『スーパーフライ』や『シャフト』がブラックスプロイテーションのA級だとすると、『コフィー』はB+ぐらいなので、サントラもややヤボったいのだが、ロイ・エアーズの持ち味はそのヤボったさと洗練とが絶妙にブレンドされていることなので、本作でもそのヤボ洗練度は超A級。サウンドを時代の写し鏡だと考えるとカーティス・メイフィールドやアイザック・ヘイズにも全く劣っていない。
オススメはファンキーな曲だとDee Dee Bridgewater(ディー・ディー・ブリッジウォーター)とロイ・エアーズが歌う“Coffy Is the Color”とインストの“Aragon”。『コフィー』らしいエロメロウでは“Coffy Sauna”と“Coffy Baby”(この歌もヴォーカルはディー・ディー・ブリッジウォーター)。ロイ・エアーズらしい渋い曲なら“Shinning Symbol”。インストでもヴォーカル入りでもどちらもいける両刀使いのロイ・エアーズにとってブラックスプロイテーションのサントラは天職といえる。
Producer: Roy Ayers
1973年