ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
アイザック・ヘイズの実力は、“Hot Buttered Soul”以前に証明済みだったが、驚きはバックを務めるBar-Kays(バーケイズ)の円熟ぶり。どちらかというとハッピー&ロッキンな演奏を得意としているイメージが強かったが、このアルバムではデトロイトで加えられた重厚なソウル・オーケストラと見事にマッチした非常にタイトな演奏を聴かせてくれる。そしてこのオーケストラ・サウンドも、マーヴィン・ゲイの“What’s Going On”等、その後のソウルの流れに大きな影響を与えている。
オススメはアイザック・ヘイズを語る上で欠かせいA面の2曲。バート・バカラック作曲のバラードに独自の解釈を導入した“Walk on By”と超ミニマル激しぶ大人ファンク炸裂の“Hyperbolicsyllabicsesquedalymistic”。どちらもサンプリングの大定番。
Producer: Al Bell, Allen Jones, Marvell Thomas
1969年