ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。
Hot Buttered Soul,アイザック・ヘイズの実力は、“Hot Buttered Soul”以前に十分証明済みだったが、驚きはバックを務めるBar-Kays(バーケイズ)の円熟ぶり。60年代はどちらかというとハッピー&ロッキンな演奏を得意としているイメージが強かったが、このアルバムではデトロイトで加えられた重厚なソウル・オーケストラと見事にマッチした非常にタイトな演奏を聴かせてくれる。そしてこのオーケストラ・サウンドも、マーヴィン・ゲイの“What’s Going On”等、その後の70年代ソウルの流れに大きな影響を与えている。
オススメはアイザック・ヘイズを語る上で欠かせいA面の2曲。バート・バカラック作曲のバラードに独自の解釈を導入した“Walk on By”と呪術的にも感じる超ミニマル激しぶ大人ファンク炸裂の“Hyperbolicsyllabicsesquedalymistic”。どちらもサンプリングの大定番。
Producer: Al Bell, Allen Jones, Marvell Thomas
1969年