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ラヴ・コミッティは、男性4人組のヴォーカル・グループで、60年代からフィラデルフィアで活動するThe Ehics(エスィックス)というグループが前身。エスィックス時代にもVince Montana(ヴィンス・モンタナ)やThom Bell(トム・ベル)と仕事をしていたらしい。
中心メンバーのRon Tyson(ロン・タイソン)は、ソングライターやプロデューサーとしても活動しており、フィラデルフィアのアーティスト以外にもカーティス・メイフィールドやジョー・サイモンとも仕事をしており、80年代にはテナー・シンガーとしてテンプテーションズに加入している。
疾走感溢れる正統派ディスコのA1 “Law and Order”、円熟したフィリー・テイストのミドルA2 “Tired of Being Your Fool”、メロメロ・バラードのA3 “If You Change Your Mind”、80年代を予感させるような展開のスローB3 “Give Her Love”等、聴きどころも多い。
音楽的ムーヴメントの過渡期の作品は、発売当時はどっちつかずの印象を持たれ、セールス的に失敗する例が多いが、10年も経てば金塊に変わる可能性があるので、ディガー的には最もオイシイ素材が眠っている掘りどころでもある。
Producer: Tan Productions (Ron Tyson, Allan Felder & Norman Harris), Earl Young, Ron Baker
1978年