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ソウル&ファンク大辞典

ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。

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Arthur Conley / SWEET SOUL MUSIC

オーティス・レディングの秘蔵っ子による大胆不敵な曲収録

アーサーコンレイ Sweet Soul Music,
Arthur Conley,
1967
オーティス・レディングがかなりのゴリ押しで売り込んだらしいアーサー・コンレイ。このデビューアルバムのタイトル曲『スウィート・ソウル・ミュージック』は二人の共作で、名曲の引用が連発するソウル版のキャンディーズ『微笑みがえし』のような構成になっている。サンプリングもヒップホップもない当時としてはかなり画期的なアイデアだったはず。この企画は大ヒットとなり、ビルボードのホット100で2位にまで上りつめた。しかしサム・クックの事務所からは訴えられ、後にサム・クックの名前もクレジットに加えられるようになった。だが引用しているのはサム・クックの“Yeah Man”だけではない。オーティス・レディングの“Fa-Fa-Fa-Fa-Fa”を始め、ウィルソン・ピケット『ムスタング・サリー』、サム&デイヴ『ホールド・オン・アイム・カミン』等、その他にもたくさんの名曲のフレーズが使われている。しかし、ソウル愛が先走っただけで、パクっているつもりは全くなかったようだ。

アーサー・コンレイはまだ二十歳そこそこで、とにかく若くて活きがいい。こんなにハッピーなソウルミュージックは意外に少ないのではないだろうか。

音的にはスタックス系、マッスルショールズ系、サム・クック系に分かれ、チビッ子オーティス・レディングという感じもするが、勢いがあるので聞いていて気持ちいい。多くの経験を重ねた上での人生の機微を歌うというより、光に向かって進んでいくようなポジティブなソウルがアーサー・コンレイの持ち味。

Producer: Otis Redding
1967年



Sweet Soul Music - Arthur Conley
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