Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

Chess Records

シカゴを代表する総合ブラック系レーベル

マディ・ウォーターズ The Best of Muddy Waters,
Muddy Waters, 1958
ポーランドからの移民としてシカゴにやってきたLeonard(レナード)とPhilip Chess(フィリップ・チェス)兄弟が始めたChess Records(チェス・レコード)。レーベルをスタートさせるきっかけは、二人が経営するライブハウスで演奏していたブルース・ミュージシャンがまだレコーディングをしたことがないことを知り、レコードビジネスに勝機を見、参入を決意した。

すでにあったレコードレーベルの権利を買い取り、1950年にチェスは事業を開始した。当初からMuddy Waters(マディ・ウォーターズ))やHowlin’ Wolf(ハウリン・ウルフ)などのブルースはセールスも好調で、一躍トップレコードレーベルへと成長した。その後もChuck Berry(チャック・ベリー)やBo Diddley(ボー・ディドリー)を発掘し、R&B、ゴスペル、ブルースと音楽の幅も広げていった。

チェス・レコードを語る時によく引用される有名な話がある。Brian Jones(ブライアン・ジョーンズ)がKeith Richards(キース・リチャーズ)と初めて会ったとき、チェスからリリースされた“The Best Of Muddy Waters”を持っていたのを見て声をかけたというのだ。バンド名もマディ・ウォーターズの曲から取り、Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)として成功した後も、シカゴのチェス・スタジオまで出向き、“The Rolling Stones Now!”の一部の作品を録音した。

チェスをソウルミュージックへと導いたのは、Etta James(エタ・ジェイムス)を蘇らせ、彼女を同レーベル初のソウル・スターに仕立てたプロデューサーBilly Davis(ビリー・デイヴィス)の力が大きい。その他にもThe Dells(デルズ)、Billy Stewart(ビリー・スチュワート)Fontella Bass(フォンテラ・バス)などのソウル界のスターを生み出した。特にフォンテラ・バスの“Rescue Me(1965年)”は、デイヴィスにとって最大のヒットとなった。



Hoochie Coochie Man - Muddy Waters & The Rolling Stones
関連アーティスト