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本作『ハード・アゲイン』では、一切変化球なし。時代錯誤に思えるほどのブルースの直球をビシビシ投げ込んでいる。一曲目の『マニッシュ・ボーイ』は、ローリングストーンズ等、あらゆるミュージシャンがカバーした往年の代表曲だが、オリジナル版よりも生き生きとプレイしているようにも感じる。
バックを支えるのは新旧混合のブルース・オールスターズ。ジョニー・ウィンターがギターで参加しているのはもちろんのこと、ブルース・ハープではジェイムズ・コットンが大活躍。ベテランでは、パイントップ・パーキンスが渋いブルース・ピアノを聞かせてくれる。
ブルース・ミュージシャン(やロック・ミュージシャン)の理想的な枯れ方を体現した作品かも。
Producer: Johnny Winter
1977年