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エタ・ジェイムズ最大のヒット曲であるタイトル曲“Tell Mama”は、作者であるClarence Carter(クラレンス・カーター)の“Tell Daddy”が原曲。しかしアルバムタイトルに据えるほど自信満々で、彼女のオリジナルのようにこなしている。続く“I’d Rather Go Blind”は、彼女が生涯をかけて歌った名曲。その他にもDon Covay(ドン・コヴェイ)の“Watch Dog”や、Otis Redding(オーティス・レディング)の“Security”、Jimmy Hughes(ジミー・ヒューズ)の“Steal Away”など名曲てんこ盛りで、サザンソウルの取っ掛かりとしてもオススメ。
歌・演奏・プロデュース・ロケーションとどれをとっても、この時代の最高クラスの作品。
しかし、この時期のエタ・ジェイムズは完全なドラッグ中毒で、音楽的な成功とは裏腹に、壮絶な私生活を過ごしていたという。
Producer: Rick Hall
1968年