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ソウル&ファンク大辞典

ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。

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Etta James / TELL MAMA

シカゴの女王が残したサザンソウルの名盤

エタジェイムズ Tell Mama,
Etta James,
1968
ブルースやシカゴのイメージが強いEtta James(エタ・ジェイムズ)が、どっぷり100%サザンソウルに浸って作られたこのアルバム。当時所属していたChess Records(チェス)のオーナーLeonard Chess(レナード・チェス)の助言により、サザンソウルの本拠地マッスルショールズで録音することになったという。ブルースはともかくソウルに関してはタイプ的に明らかにサザン系のエタ・ジェイムズにとってこの選択は正解だろう。プロデュースはもちろんRick Hall(リック・ホール)。

エタ・ジェイムズ最大のヒット曲であるタイトル曲“Tell Mama”は、作者であるClarence Carter(クラレンス・カーター)の“Tell Daddy”が原曲。しかしアルバムタイトルに据えるほど自信満々で、彼女のオリジナルのようにこなしている。続く“I’d Rather Go Blind”は、彼女が生涯をかけて歌った名曲であり、YouTubeでも素晴らしいライヴ演奏を見ることができる。その他にもDon Covay(ドン・コヴェイ)の“Watch Dog”や、Otis Redding(オーティス・レディング)の“Security”、Jimmy Hughes(ジミー・ヒューズ)の“Steal Away”など名曲てんこ盛りで、サザンソウルの取っ掛かりとしてもオススメ。

ヴォーカル・演奏・プロデュース・ロケーションとどれをとっても、この時代の最高クラスの作品。

しかし、この時期のエタ・ジェイムズは完全なドラッグ中毒で、音楽的な成功とは裏腹に、壮絶な私生活を過ごしていたという。

Producer: Rick Hall
1968年



Tell Mama - Etta James
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