ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
1967年にリリースした“Tell Daddy”がヒットしたことで世間の注目を集める。Etta James(エタ・ジェイムス)がヒットさせた“Tell Mama”はこの曲のアンサーソング(というか同じ曲であり、同じマッスルショールズ録音で、バックもほぼ同じメンバー)である。
この“The Dynamic Clarence Carter”がリリースされた頃にはスターとしての貫禄も出ており、この作品自体、当時のヒット曲からブルースまでてんこ盛り状態で、クラレンス・カーターの実力が余すことなく発揮されている。渋くなりすぎずに、ポップさを保っているところがいい。
オススメはしっとりとした曲なら“Tell Daddy”とは逆にエタ・ジェイムスのヒット曲をカバーした“I’d Rather Go Blind”。ソウルフルなら“Think About It”、“You’ve Been a Long Time Comin’”。クラレンス・カーター屈指の名曲としては“Let Me Comfort You”、“Too Weak to Fight”。ブルース色が出た彼ならではの曲ならラストの“Weekend Love”。
黄金期のマッスルショールズ録音。
Producer: Rick Hall
1969年