ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
ブルー・リズム・コンボは、“Knock on Wood”などソウルの名曲のカバーやオリジナル・ファンクのシングル盤を何枚も残しているが、気をつけないといけないのが、それらの曲のカップリングの多くがカリブ音楽とセットになっていることだ。彼ら自身はファンキーな曲をやりたかったらしいが、バルバドスでは、地元のポップス“Spouge”の人気が高かったため、営業的な側面から、表と裏では二重人格のように異なる曲になってしまったらしい。
それでも彼らのファンキーな側面は恐ろしいほどあか抜けていなくて、カッコいい。彼らのテーマ曲“BRC’s Groove”をはじめ、African Music Machine(アフリカン・ミュージック・マシーン)のカバー“Black Water Gold”、“Take the Funky Feeling”、“Get Down”等、カリブの洗練されていないファンクを堪能できる。洗練されていない音楽とは、誰にも真似できないものなのだ。