ヒップホップを経験した時代からみた、永遠に完成しないソウル&ファンクの大辞典。
Back to Oakland,タワー・オブ・パワーはグループとして非常に息の長い活動を続けているが、本作“Back to Oakland”前後の時代が黄金期。前作からリードヴォーカルがLenny Willams(レニー・ウイリアムス)に代わり、やはり1970年代前期の「彼の声」=「タワー・オブ・パワー」という印象が強い。
タワー・オブ・パワーの売りのホーンセクションも切れまくっている。また、もうひとつの売りのDavid Garibaldi(デヴィッド・ガリバルディ。ドラム)とFrancis "Rocco" Prestia(フランシス『ロッコ』プレスティア。ベース)のタイトなリズム・コンビも冴えまくっている。ファンクバンドといっても、編成が豪華なので“What Is Hip?”のようなファンキーな曲だけではなく、曲の展開やアンサンブルでじっくり聞かせるタイプの曲も多い。
ソウルフルな曲から時代を先取りしたフュージョン系の曲まであり、音楽的な幅の広さが、タワー・オブ・パワーの魅力。
“What Is Hip?”収録の前作“Tower of Power(1973年)”もオススメ。
結成の中心となったEmilio Castillo(エミリオ・カスティーヨ)とStephen "Doc" Kupka(ステファン『ドク』クプカ)のサックスのコンビは不動だが、その他はメンバー・チェンジを繰り返しながら現在でも活動を続けている。
Producer: Tower of Power
1974年