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ソウル&ファンク大辞典

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Solange / A SEAT AT THE TABLE

2016年私的ベストアルバム

ソランジュ A Seat at the Table,
Solange, 2016
全編、淡々とした調子で続くソランジュの“A Seat at the Table”。うっかりするとあまりにも心地よくて、居眠りしてしまいそうになるが、恐ろしいほど高いクオリティの曲と静かな怒りに満ちている。

初めて聞いた時、近い印象を持ったのは、マックス・ローチの“We Insist!”と、スティービー・ワンダーが関わったミニー・リパートンやシリータの作品群という全く対極的なアルバムだった。音的には70年代女性アーティスト特有の香りを感じるが、内に秘めた怒りが公民権運動の時代の作品に近い感触を感じたからだ。

しかしソランジュの“Rise”と“Weary”のTVパフォーマンを見て一気に印象が変わった。彼女の視線は過去ではなく、未来を向いていたからだ。過去のブラック・ミュージックを踏まえながらも、彼女の提示するサウンドは人種の枠を超えた最高品質のポップスであり、そのパフォーマンスは現代アートを彷彿とさせるような誰にもおもねらないものだった。

自らのルーツに目をそらすことなく、未来を向く。そして過去から現在まで、積もりに積もった怒りを爆発させるのではなく、誰もが楽しめるポップスとして昇華させる。馬鹿な奴らよりはるかに高次元で考えていることを作品で証明してみせる。

2016年、『ア・シート・アット・ザ・テーブル』のソランジュは、70年代のスティービー・ワンダーに匹敵するほどのレベルに達している。

Producer: Solange, Questlove, Majical Cloudz, Raphael Saadiq, Sir Dylan, Dave Longstreth, Kwes, Sampha, Brydon Cook, Dave Andrew Sitek, Patrick Wimberly, Adam Bainbridge, Sean Nicholas Savage, John Kirby, Rostam Batmanglij, Q-Tip
2016年





Don't Touch My Hair - Solange
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