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ソウル&ファンク大辞典

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Sam Dees / THE SHOW MUST GO ON

ソウル界の名裏方が表舞台に残した貴重なアルバム

Sam Dees The Show Must Go On,
Sam Dees, 1975
1968年にシングル盤でデビューし、その後は自身の作品のみならなず、ソングライターやプロデューサーとしても活動し、多才ぶりを発揮していたサム・ディーズ。本作はAtlantic Records(アトランティック)に移り、発表された彼にとってのデビューアルバム。彼はこの作品の後、作曲家として大成していく。

一曲目の“Child of the Streets”は、時代的背景とも重なり、同時代のCurtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)のような、かなりシリアスな社会派風の作品だが、彼ならではの持ち味は、オーソドックスな曲の方が活かされる。A2のタイトル曲は、サザンソウルにしては非常に洗練された曲だが、サム・ディーズの未来を暗示させるような美しい曲。続く“Come Back Strong”は少しMarvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)の“What’s Goin’ On”を想起させるが、作曲家としてのセンスを感じる。このアルバムのベストトラックはA4の“Just Out of My Reach”だろう。このバラードの中には、1970年代の時代的雰囲気や、現代化へ向かう黒人社会のムードがよく表現されている。

このアルバムに収録された曲は、他のアーティストにも多く取り上げられている。1974年にサム・ディーズ作の“Cry to Me”をヒットさせたLoleatta Holloway(ロリータ・ハロウェイ)は、“The Show Must Go On”と“Worn Out Broken Heart”の2曲、Windy City(ウィンディ・シティ)は“Good Guys”、Willie Clayton(ウィリー・クレイトン)は“So Tied Up”をカバーしている。

実力と才能に溢れ、業界内評価も高かったにも関わらず、表舞台で活躍することはほとんどなかったサム・ディーズだが、このアルバムだけは、長くソウルファンに愛され続けている。

Producer: Sam Dees
1975年





Just Out of My Reach - Sam Dees
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