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本アルバム『ステッピン』は、初期ポインター・シスターズを代表する作品。4人それぞれが曲によってリード・ヴォーカルをとる。ゴスペル、ジャズ、ラテン、ブルース、ファンクと何でもこなせる姉妹ならではの個性溢れる構成となっている。
オススメは1曲目の“How Long (Betcha’ Got a Chick on the Side)”。ニューオーリンズ的な腹にズドンとくるようなヘビーなファンクで、Wah Wah Watson(ワー・ワー・ワトソン)が味のあるギターが効いている。
プロデュースはキレキレ時代のハービー・ハンコック作品を多く手がけたデイヴィッド・ルービンソン。ハービーもA4 “Chainey Do”でファンキーなクラビネットを聞かせてくれる。A2 “Sleeping Alone”はスティービー・ワンダー作で、彼もピアノで参加している。ラストの“Going Down Slowly”は、Allen Toussaint(アラン・トゥーサン)作。
一般的には80年代のポップスターとしてのイメージが強いが、70年代にはこんな熱い作品を残していた。
Producer: David Rubinson & Friends, Inc.
1975年