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幼少時からゴスペルグループで鍛えたその声は、ウィリー・ミッチェルがプロデュースをしたBack Beat(バック・ビート)時代に、完全に才能が開花し、サザンソウルの名曲を数多く残すようになった。
バックはもちろんハイ・リズム・セクションとメンフィス・ホーンズ。彼らもO.V.ライトと同様、この時期から著しく成長し、ソウル史上屈指のハウスバンドへと成長している。
とにかくこの“A Nickel and a Nail and the Ace of Spades”は、バラードからミドル、アップまですべてが完璧であり、60年代に蓄えられたサザンソウルの黄金を、一枚のレコードに鋳造した「ソウルの宝石箱やっ!」状態のアルバムといっても過言ではない。
サザンソウル好きには一生の友となる作品。
Producer: Willie Mitchell
1970年