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彼らのウェブサイトの情報によると、15歳の頃からギタリストとして稼ぎ、 Sam & Dave(サム&デイヴ)、Betty Wright(ベティ・ライト)、Clarence Reid(クラレンス・リード)、MazeのFranky Beverly(フランキー・ビヴァリー)、Ben E. King(ベン・E・キング)等、超一級のアーティストのバックでギターを弾いていたらしいが、本当ならかなり有望なギタリストだったということになる。残念ながら、このアルバムでは一流のかけらはどこにも感じられないが、どう考えてもジェームズ・ナイト&ザ・バトラーズの最大の長所は、偉大なるB級感なので、履歴詐称であってもこの際問題ない(むしろB級感を盛り上げるために履歴詐称であってほしいぐらいだ)。
持ち味は A1 “Funky Cat”、A3 “Flyin’ High”、B1 “Fantasy World”のようなワイルドなファンク。アレサ・フランクリンよりかなりロックなB3 “Save Me”も一流アーティストには出せないいい味。もしかしたらバックトラックは原曲よりもいいかも。
胡散臭くないファンクなんてファンクではない。その点、ジェームズ・ナイト&ザ・バトラーズは、軽々と合格ラインを突破している。
Producer: Arnold Albury, Steve Alaimo, Willie Clarke
1971年