ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
本作品はMaze Featuring Frankie Beverly(メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー)として1979年に発表された3作目。1977年のデビュー作からすでにベテランバンドのような貫禄があったが、この“Inspiration”では、よりサウンドが洗練され、文句のつけようがないほど進化した。強いて文句をつけるなら、サウンドが完璧すぎて、ソウルの「熱」を求める人にはクールすぎるかもしれないことぐらいだ。でもご心配なく、聞き込むうちに彼らのうちに秘められた熱さは必ず伝わる。メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリーは、スタジオ録音も素晴らしいが、最高級のライヴバンドでもあるからだ。
メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリーの本領はミドルテンポの曲で発揮される。オススメはA1 “Lovely Inspiration”、A2 “Feel That You’re Feelin’”、そして極めつけはどこまでも浮遊していくB2 “Woman Is a Wonder”!
Producer: Frankie Beverly
1979年