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ソウルシンガーとしてのグウェン・マクレーを味わうなら哀愁あるミドルのA3 “He Keeps Something Groovy Goin’ On”や、サザンソウルと真摯に向き合ったA4 “Let Them Talk”、熱くソウルの真髄を歌い上げるB2 “It’s Worth the Hurt”等、渋くていい曲が満載。
また、このアルバムはバックを務めるのもマイアミソウルの重鎮ばかり。バッキング・ボーカルには彼女の才能にいち早く気づいたBetty Wright(ベティ・ライト)と旦那のジョージ、KC & the Sunshine Band(KCアンド・ザ・サンシャインバンド)からは、ベースとドラムにRichard Finch(リチャード・フィンチ)、キーボードにH.W. Casey(ハリー・ウェイン・ケーシー)、ギターにWillie “Little Beaver” Hale(リトル・ビーバー)、さらにLatimore(ラティモア)とTimmy Thomas(ティミー・トーマス)もキーボードで参加している。
ちなみに彼女のデビュー・アルバム“Gwen McCrae”とこのアルバムは、1曲違うだけでほぼ同じ内容。Clarence Reid(クラレンス・リード)作のタイトル曲『ロッキン・チェア』の大ヒットを受けて一曲だけ差し替えて制作された。オリジナル原理主義の方は、前者をどうぞ。
Producer: Steve Alaimo
1975年