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ソウル&ファンク大辞典

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Blowfly / BLOWFLY ON TV

ソウル界随一のエロ男爵

ブロウフライ Blowfly On TV,
Blowfly, 1974
まがりなりにも一流アーティストとして世間に名が知れていたにもかかわらず、奇妙な衣装を身にまとい、下ネタを次から次へと繰り出すもう一人のキャラクター、ブロウフライを止めることはなかったClarence Reid(クラレンス・リード)。ブロウフライとしてリリースしたアルバム数は非常に多く(というか作品のほとんどがブロウフライ名義)、パーティネタとしても相当人気があったようだ。

ゆるゆるブレイク・ビーツ満載の、これほどおいしいアーティストが見過ごされるわけもなく、サンプリング・ネタになった曲は無数にある。ブロウフライの真骨頂は基本パロディなので、彼自身もサンプリングをするように、名曲をたくさんモチーフに使っている。本作では「エド・サリバン・ショー」「セサミ・ストリート」「バットマン」「スティービー・ワンダー」「トム・ジョーンズ」等をネタにして徹底的なゲス世界を演出している。タイトルが“On TV”といえども、決してテレビでは放映できないような内容ばかりだ。

ブロウフライのネタは、日本人には理解不能なものが多いが、このアルバムに出てくるネタは全て誰もが知っているような曲やモチーフが多くて楽しみやすい。

ある意味、王道、ある意味、ゲテモノ。ブラックミュージックの「もう一つの真実」がブロウフライのような世界だ。

1974年



Sesami Street - Blowfly
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