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ソウル&ファンク大辞典

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Sydney Joe Qualls / SO SEXY

70年代後期で本物のソウルを感じたいならこのアルバム!

Sydney Joe Qualls So Sexy,
Sydney Joe Qualls, 1979
ジャケットのかっこよさと相反するようなタイトルの安直さだが、サウンドは間違いない。1979年にリリースされた“So Sexy”。この時期はディスコの衰退や、ヒップホップ隆盛の兆し等があり、ブラックミュージック界は混沌としていた。Sydney Joe Qualls(シドニー・ジョー・クォールズ)のようなソウルの王道を追求するアーティストにとっては、なかなか厳しい時代だったと思う。

1974年、シカゴのDakar Records(ダカー)からデビュー、その後Chi Sound Records(シャイ・サウンド)に移籍したが、プロデュースはデビュー作と同じCarl Davis(カール・デイヴィス)とSonny Sanders(ソニー・サンダース)のコンビで変わっていない。録音はシカゴとマッスルショールズの2カ所で行われており、サウンド的にも北と南のテイストが適度にブレンドされている。

バラードの“I’ll Run to Your Side”から、70年代シカゴを感じるファンキーな“Bad Risk”、そして典型的なサザンソウル・ミディアムの“Let the Woman Know”、“I Could Be So Good for You”と、すべてそつなくこなすシドニー・ジョー・クォールズ。70年代屈指のアルバムにあげる人もいるこの“So Sexy”だが、残念ながら、この作品以降スポットライトを浴びることはほとんどなくなった。

Producer: Sonny Sanders
1979年



I’ll Run to Your Side - Sydney Joe Qualls
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