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ソウルの観点からみると、長い歴史を持つこのレーベルに転機をもたらしたのは、1962年にプロデューサーとして招かれたシカゴ生まれのCarl Davis(カール・デイヴィス)だ。すでにGene Chandler(ジーン・チャンドラー)の“Duke of Earl”で大成功していた彼は、ライターとして参加していたCurtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)とともに、Okehを当時最も成功しているソウル・レーベルのひとつへと変貌させた。この際、ブレーンとして呼び寄せたシカゴの優秀なミュージシャンのなかに、後にEarth, Wind & Fire(アース・ウインド&ファイアー)で活躍することになるMaurice White(モーリス・ホワイト)もいた。
デイヴィスのこのレーベルでの最初の成功が、Major Lance(メジャー・ランス)の“The Monkey Time”だ。ランスはその後も洗練された作品を次々と発表、60年代のOkehのシングルはいまでも人気が高い。
ちなみにScreamin’ Jay Hawkins(スクリーミン・ジェイ・ホーキンス)の“I Put a Spell on You”が、最初に発売されたものOkehだった(1956年)。