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ソウル&ファンク大辞典

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Stylistics / THE STYLISTICS

フィーリーのみならずスウィートソウルや70年代ポップス史を考えても外せない一枚

スタイリスティックス The Stylistics,
Stylistics, 1971
独特ともいえるソウル感の薄さから、人気の高さとは裏腹に、マニアには過小評価されている気がしなくもないスタイリスティックス。それでも、子どもの頃にソウルに興味を持つきっかけを与えてくれたのは、彼らのようなポップなソウルであるし、このデビュー作“The Stylistics(邦題:スタイリスティックス登場)”に至っては、今聞いても十分心が揺さぶられる。

デビューシングルは本作にも収められている“You’re Big Girl Now”。最初はローカルヒットに留まったが、Avco Recordsからのリリースが決まりR&Bチャート7位の大ヒットとなった。

その他にもスタリスティックスの2大代表曲である“Bethcha By Golly, Wow”と“You Are Everything”や、“People Make the World Go Round”など、ソウル界のベタともいえる曲が満載されており、この辺をどう聞くかで、このアルバムの評価が大きく分かれると思う。

プロデュースはThom Bell(トム・ベル)。彼に全権が与えられ制作されたのがこのデビュー作であり、録音はシグマ・サウンド・スタジオ。そしてバックを務めるのは、もちろんフィリー・サウンドを支えたEarl Young(アール・ヤング:ドラム)、Ronnie Baker(ロニー・ベイカー:ベース)、Norman Harris(ノーマン・ハリス:ギター)、Vince Montana(ヴィンス・モンタナ:パーカッション)等の面々。

マニアの評価はどうあれ、初期フィラデルフィアのオールスターが全力を投じて作ったこのアルバムが、悪いわけない。

Producer: Thom Bell
1971年



You Make Me Feel Brand New - Stylistics
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