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デビューシングルは本作にも収められている“You’re Big Girl Now”。最初はローカルヒットに留まったが、Avco Recordsからのリリースが決まりR&Bチャート7位の大ヒットとなった。
その他にもスタリスティックスの2大代表曲である“Bethcha By Golly, Wow”と“You Are Everything”や、“People Make the World Go Round”など、ソウル界のベタともいえる曲が満載されており、この辺をどう聞くかで、このアルバムの評価が大きく分かれると思う。
プロデュースはThom Bell(トム・ベル)。彼に全権が与えられ制作されたのがこのデビュー作であり、録音はシグマ・サウンド・スタジオ。そしてバックを務めるのは、もちろんフィリー・サウンドを支えたEarl Young(アール・ヤング:ドラム)、Ronnie Baker(ロニー・ベイカー:ベース)、Norman Harris(ノーマン・ハリス:ギター)、Vince Montana(ヴィンス・モンタナ:パーカッション)等の面々。
マニアの評価はどうあれ、初期フィラデルフィアのオールスターが全力を投じて作ったこのアルバムが、悪いわけない。
Producer: Thom Bell
1971年