Norman Connors / SLEWFOOT
都会を祝祭する70年代的スピリチュアル・コンテンポラリー
Slewfoot,
Norman Connors,
1974
幼少期からジャズに触れる機会が多く、13才の時にはマイルス・デイビスとも出会い、若くして評判のジャズ・ドラマーとして成長したノーマン・コナーズ。強烈な個性のArchie Shepp(アーチー・シェップ)やParaoh Sanders(ファラオ・サンダース)と活動をともにした後、その影響もあってか1972年に比較的スピリチュアル寄りのジャズでデビュー。80年代に向かってブラックコンテンポラリーなサウンドに変化していきソロとして人気アーティストになるが、この『スリューフット』をリリースした1974年はその過渡期にあたる時期。それがちょうどスピリチュアルなジャズファンクと洗練されたブラック・ミュージックがバランス良くミックスされ、70年代の空気感を取り込んだ刺激的な音作りにつながっている。都会的なサウンドの中にスピリチュアルを持ち込んだ先駆的存在のひとりでもある。
一番のオススメは、ドラマーだけあってリズムが非常にリッチな1曲目の“Mother of the Future”。Ron Carter(ロン・カーター)のグルーヴ溢れるベースと、Jean Carn(ジーン・カーン)のソウルフルなヴォーカルは絶品。同系統の曲だとAnthony Jackson(アンソニー・ジャクソン)のベースが唸るB3 “Chuka”も最高のジャズファンク。
デビュー時のスピリチュアルな世界が好きな人には、John Coltrane(ジョン・コルトレーン)の“Welcome”がオススメ。ここではLonnie Liston Smith(ロニー・リストン・スミス)のピアノと天使のようなジーン・カーンの歌声を聞くことができる。
Producer: Skip Drinkwater
1974年