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ソウル&ファンク大辞典

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Doug Carn / REVELATION

最高の伴侶と伝説のレーベルに出会った果報者

ダグ・カーン Revelation,
Doug Carn, 1973
Black Jazz Records(ブラック・ジャズ・レコーズ)を代表するアーティスト、ダグ・カーン全盛期の作品“Revelation”。この作品も他のブラック・ジャズからリリースされた彼の作品と同じく、やはり特筆すべきは、ダグの当時の妻Jean Carn(ジーン・カーン)の歌声。大地を包むようなスケールの大きな彼女のヴォーカルは、どのテンポを聞いても素晴らしい。

ダグ・カーンのキーボードは、シンセサイザーをオルガンのように自然に使いこなし、かなりのセンスの良さを見せるが、アルバムとしての見せ場は、ジーン・カーンが前面に出ている曲。特に脳を揺さぶるようなA2 “Power and Glory”と、リラックスした雰囲気のA3 “Revelation”、ジョン・コルトレーンの美しいカバー A4 “Naima”の3曲がオススメ。

ダグ・カーンには申し訳ないが、ジーン・カーンとの出会いがなければ、彼が現代でこれほど評価されることもなかっただろう。

1973年



Power & Glory - Doug Carn
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