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ソウル&ファンク大辞典

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Doug Carn / INFANT EYES

夫婦愛が生んだスピリチュアルジャズ

ダグ・カーン Infant Eyes,
Doug Carn, 1971
Black Jazz Records(ブラック・ジャズ・レコーズ)の看板スターだったダグ・カーン。1969年に大学を卒業し、その後Lou Donaldson(ルー・ドナルドソン)等につきながら、その年にすでにデビューアルバム“The Doug Carn Trio”を発表しているので、かなり将来を嘱望されていたようだ。

セカンドアルバムであり、ブラック・ジャズ移籍後初のアルバムとなる“Infant Eyes”で最も心惹かれるのは、主役よりも、当時の妻であるJean Carn(ジーン・カーン)の歌声。ダグ・カーンはピアノとオルガンを担当しているが、プレイ自体は比較的抑えめ。曲も自作はA3 “Moon Child”だけで、あとはJohn Coltrane(ジョン・コルトレーン、A1とB2)、Bobby Hutcherson(ボビー・ハッチャーソン、A2)、Wayne Shorter(ウェイン・ショーター、A4)、McCoy Tyner(マッコイ・タイナー、B1)、Horace Silver(ホレス・シルヴァー、B3)と、大物のカバー曲がほとんど。しかし、若きダグ・カーンのセンスが溢れていたのか、どの曲も70年代の幕開けを告げるようなスピリチュアルなアレンジばかり。

ジーン・カーンが歌う曲はどれも素晴らしい。アルバムを代表する曲はやはりA2 “Little B’s Poem”。ボビー・ハッチャーソンの曲にダグ・カーンが詩をつけたこの曲は、70年代スピリチュアルジャズを代表する曲と言っても言い過ぎではない。同タイプのB2 “Acknowledgement”も非常にスリリング。後の曲はどれも穏やかで、彼女の透明感ある声が生きている。

この作品のジーン・カーンは神々しく母性的で、ソロ歌手としてデビューした70年代後半とは別人のようでもある。

Producer: Gene Russell
1971年





Little B’s Poem - Doug Carn
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