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まずバックのメンバーがいい。ドラムにLeo Morris(レオ・モリス。後のアイドリス・ムハマッド)、ギターにGeorge Benson(ジョージ・ベンソン)、そして最もいい味を出しているのが、オルガンのLonnie Smith(ロニー・スミス)。彼はルー・ドナルドソンが直々にBlue Note Records(ブルーノート)へ紹介したプレイヤーだけに、ここでも持ち味を十分に発揮している。この『アリゲーター・ブーガルー』の成功がきっかけで、ロニー・スミスはブルーノートからソロ作を発表するようになる。
後に超有名プレイヤーになるこの3人も、当時はまだ駆け出しの存在だったが、彼らのフレッシュな頭脳が、ベテランのドナルドソンにいい影響を与えているように感じる。
この作品を名作たらしめているのは、やはりタイトル曲の“Alligator Bogaloo”だろう。タイトなリズム、シャープなのに温かいトーンのギター、ツボを得たオルガンと、ここでも若手3人が御大をしっかりと支えている。
Producer: Alfred Lion
1967年