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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Grant Green / ALIVE!

グリーンのギターは踊らにゃ損々♪

グラント・グリーン Alive!,
Grant Green, 1970
主に60年代初期から中期に「いわゆる名盤」を連発していたグラント・グリーンだが、邪道ジャズ好きの身としては、黄金期はその後の1970年前後にあると思う。そしてその時代の息吹を収めたライヴアルバムがこの“Alive!”だ。(他のアーティストも同様で、この時代の迷走していているブルーノートには、楽しい作品が山ほどある!)

1曲目のクール&ザ・ギャングのカバー“Let the Music Take Your Mind”から、グラント・グリーン流ファンクが全開。この曲の主役はドラムのIdris Muhammad(アイドリス・ムハマッド)。彼はこの時期のグランド・グリーンの相棒の一人。この曲では独特のドタドタしたドラムが、オリジナルのクール&ザ・ギャングより泥臭くて逆にいい。

Don Covay(ドン・コヴェイ)とSteve Cropper(スティーヴ・クロッパー)のB1 “Sookie Sookie”も最高。この曲ではもう一人の相棒だったRonnie Foster(ロニー・フォスター)が大活躍。

グラント・グリーンのギターがそれほど前面に出ているわけではなく、高尚な音楽を演っているわけでもないので、しかめっ面でジャズを聴きたい通には受けないかもしれない。しかし時代の流れに素直に反応したソウルジャズが満載で、ダンスミュージックとしてはこれ以上ないほど贅沢なサウンドだ。

Producer: Francis Wolff
1970年



Let the Music Take Your Mind - Grant Green
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