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1973年発表の本作は7枚目にあたり、1969年にデビューしたことを考えると、凄いペースでリリースを続けていることになる(このペースは80年代まで続き、非常に多作なアーティストとなった)。
この『ワイルド・アンド・ピースフル』の頃になって、ジャズとファンク、ソウルのミックス感がこなれてきて、オリジナリティーを発揮しだし、ポップさとのバランスもよくなった。タイトル通り、ワイルドさとピースフルさの両方がよく表現されている。A1 『ファンキー・スタッフ』、A3 『ジャングル・ブギー』、A5 『ハリウッド・スインギング』は大ヒットし、あらゆるところで使われてきたので、聞いたことがない人はきっといないだろう。サンプリングだけではなく、タランティーノをはじめ映画のサントラでも使われまくっている。
本作は、どんなバックグラウンドの人が聞いても楽しめる最高品質のファンクミュージック。
Producer: Kool & the Gang
1973年