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音楽的にも、ジャクソン5のように、父親に鍛えられたようで、幼少期からピアノや作曲を学ぶ。デビュー前からSmokey Robinson and the Miracles(スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ)の前座を務めるなど、順調にスターへの道を歩む。
1973年にはレコード会社と契約を結び、あの有名な“I Believe in Miracles”を録音。この曲のプロデューサーが、なんとジャクソン5の最初のレコーディングも担当したBobby Taylor(ボビー・テイラー)だった(モータウン時代のテイラーは、個人としての表記はなく、プロデューサーチームのThe Corporationsとしてしかクレジットされていないが…)。リードヴォーカルもマイケルと同じように一番年下のジェニー。彼女の歌声は、これもマイケルと同じくらいにパンチがあって素晴らしい。
B5の“Shake Her Loose”を始め、Johnny Bristol(ジョニー・ブリストル)が数曲を提供していることでも有名。
1976年の発売当時、プロモ版が少し出ただけで、このアルバムが市場にでることはほとんどなかった。そのためレアグルーブ系のDJに発掘された頃には、一枚10万円近い値段で売られていた。
数年間にわたる録音の寄せ集めなので、アルバムとしてのトータル感はないが、オススメはやっぱりB3の“Miracles”。これ一曲だけでも買う価値は十分あり!
Producer: Johnny Bristol, Bobby Taylor, Pete Moore, & etc.
1976年