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ディスコからハウスへと移り変わろうとしている時代を代表する作品がタイトル曲。この曲だけはプロデュースがPatrick Adams(パトリック・アダムス)であり、数多くのディスコの名曲を残した彼の代表作でもある。
この曲は元々パトリック・アダムスがTerri Gonzalez(テリ・ゴンザレス)をヴォーカルにして制作していたものを、グレゴリー・カーマイケルが気に入り、急遽インナー・ライフの作品としてリリースしたいういわく付き。この曲の作者はパトリック・アダムスとテリ・ゴンザレスであり、オリジナルはむしろテリ・ゴンザレスのヴァージョン。しかし、リリースが逆になったので、オリジナルがカバー曲だと勘違いされるようになった。プロデュースが両方パトリック・アダムスなので、ほぼ同じアレンジだが、聴き比べてみると面白い。
インナー・ライフはこのアルバムの後、Salsoul Records(サルソウル)に移籍し、Ashford & Simpson(アシュフォード&シンプソン)の名曲で、Marvin Gaye & Tammi Terrell(マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル)で大ヒットした“Ain’t No Mountain High Enough”を残している。
Producer: Gregory Carmichael, Patrick Adams
1979年