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バックのミュージシャンも垢抜けている。キーボードのJoe Sample(ジョー・サンプル)とベースのWilton Felder(ウィルトン・フェルダー)は、Crusaders(クルセイダーズ)のメンバー。Monk Higgins(モンク・ヒギンズ)もプロデュースとピアノで参加している。その他のバックメンバーもジャズ界の人ばかりなのだ。
比較的ジャジーなアレンジのA面と、ブルージーなテイストのB面に分かれ、特にB面ではソウルフルなヴォーカリストとしてのフレディ・ロビンソンも楽しめる。
1曲目の“Off the Cuff”は、Ice-T(アイスT)の“O.G. Original Gangster”収録の“Pulse of the Rhyme”でサンプリングされている。レイ・チャールズの“Georgia on My Mind”、Spinners(スピナーズ)の“Could It Be I’m Falling in Love”のカバーも収録。
非常に地味ながら、ジャズ、ブルース、ファンクをそつなくこなしたベテランの味わい深い一枚。
1975年、マルコムXもかつて所属したネイション・オブ・イスラムを信奉するようになり、イスラム教改宗とともに名前をAbu Talibに変えている。
Producer: Alex Brown, Larry Maxwell, Monk Higgins
1973年