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元はといえば、ボニーはIke & Tina Turner(アイク&ティナ・ターナー)のバックヴォーカル・グループ Ikettes(アイケッツ)で白人として初のメンバーになったほどの声の持ち主なので、デビューアルバムが、ゴリゴリのソウルでも何の不思議もない。
リリースはサザンソウルの名門レーベルStax Records(スタックス)。バックはスタックスのオールスターともいえるBooker T & the MG’s(ブッカーT&ザ・MGズ)、Memphis Horns(メンフィス・ホーンズ)、Isaac Hayes(アイザック・ヘイズ)、William Bell(ウィリアム・ベル)等が参加している。その上、当時のデラニー&ボニーのメンバーにはLeon Russell(レオン・ラッセル)までいた。
あまりにもソウルフルなサウンドに仕上がったため、リスナーはデラニー&ボニーをブラック・ミュージシャンだと勘違いしてしまい、一度はお蔵入りになり、セールス的には失敗に終わったが、ブルーアイド・ソウルとしては、間違いなく最高峰の作品のひとつだ。
Producer: Don Nix, Donald “Duck” Dunn
1969年