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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Chic

超ミーハーなのに、誰もがリスペクトするスーパーユニット

シック Risque,
Chic, 1979
Daft Punk(ダフトパンク)の「ランダム・アクセス・メモリーズ」にNile Rodgers(ナイル・ロジャース)がギターで参加したことにより、俄然再注目されたシック。

1970年代初頭、新進気鋭の作曲家兼プロデューサーとして評判だったナイル・ロジャースとBernard Edwards(バーナード・エドワーズ)は、Big Apple Band(ビッグ・アップル・バンド)というユニットを組み、ニューヨークで活動していた。彼らの活動は次第に話題となり、本格的なバンド結成を決意する。

ドラムにはLaBelle(ラベル)やEcstasy, Passion, & Pain(エクスタシー・パッション&ペイン)で活動していたTony Thompson(トニー・トンプソン)、ボーカルにNorma Jean Wright(ノーマ・ジーン・ライト)を迎えて、まずデモトラックを作成した。この時、レコーディングされたのが“Dance, Dance, Dance (Yowzah, Yowzah, Yowzah)”と“Everybody Dance”の2曲で、彼らの代表曲となる。ミックスダウンを手がけたのは若き日のBob Clearmountain(ボブ・クリアマウンテン)で、彼はその後、ロック界で一時代を築くほどの大物プロデューサーになる。シックのこの作品は12インチでリリースされ、ダンスフロアで話題となった。

1977年にはデビューアルバム“Chic”をAtlanticからリリース。翌年には“C’est Chic”を発表、このアルバムに収録された“Le Freak”が全米1位の大ヒットとなり、世界中に彼らの名が広まった。

1979年の“Risqué”からは“Good Times”が全米1位の大ヒットとなった。この曲は数えきれないほどのアーティストにサンプリングされており、オリジナルを知らなくても、だれでもきっと一度は聞いたことがあるだろう。

ナイル・ロジャースのギターのカッティングと、バーナード・エドワーズのうねるベースラインは、1970年代後半のディスコ・サウンドの方向性を決定づけた。

ナイル・ロジャースは、プロデューサーとしても超一流で多くの作品を手がけている。シックの兄妹バンドともいえるSister Sledge(シスター・スレッジ)の“We Are Family(1979年)”を始め、David Bowie(デイヴィッド・ボウイ)の“Let’s Dance(1983年)”、Madonna(マドンナ)の“Like a Virgin(1984年)”とあげればきりがない。相棒のバーナード・エドワーズは、ドラムのトニー・トンプソンとともに、スーパーユニットPower Station(パワーステーション)に参加しており、エドワーズはプロデュースもしている。



I Want Your Love - Chic
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