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ソウル&ファンク大辞典

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Diana Ross / DIANA

順序違えど結果良ければ全て良し!

ダイアナ・ロス Diana
Diana Ross, 1980
ディスコ旋風が吹き荒れた70年台後半には、かつてのオーラを失いかけていたダイアナ・ロスが、ディスコの権化ともいえるChic(シック)のバーナード・エドワーズ&ナイル・ロジャースのプロデュースにより、完全復活を遂げた作品。曲も全てシックのコンビが書いた。ダイアナ・ロスのヴォーカリストとしての存在感はさすがだが、サウンド的にはほぼシックの番外編と考えた方が正解。

ただし作品の出来に不安を覚えたモータウンとダイアナ・ロスが、プロデューサーの二人に無断でリミックスし直してしまったため、バーナード・エドワーズとナイル・ロジャースは、このアルバムのクレジットから名前を外すように訴えたという経緯もある。

ドタバタ騒動があったものの、リリース後のアルバムの反応は非常によく、世界中で大ヒット。シングルカットされた『アップサイド・ダウン』は、ビルボードのチャートで1位を獲得。続いてリリースされた“I’m Coming Out”と“My Old Piano”も大ヒットし、結果としてダイアナ・ロスのソロ作を代表する作品になった。

音作りの順番が“Upside down(逆さま)”になってしまい、初心を貫けなかったことは不本意だろうが、この作品をきっかけとして、シックの二人がプロデューサーとして飛躍したことは否めない。結果良ければ、全て良しということで、音楽ファンは素直に楽しみましょう!

Producer: Bernard Edwards & Nile Rodgers
1980年



I’m Coming Out - Diana Ross
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