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モータウン発祥の地らしく、元々メンバーのFred Bridges(フレッド・ブリッジズ)とRichard Knight(リチャード・ナイト)は、自動車工場で勤務していた同僚であった。仕事の合間に地元レーベルに曲を持ち込んでいたが、そこで3人目のRobert Eaton(ロバート・イートン)と出会っている。3人の才能を見込んだレーベル・オーナーが彼らをグループとしてまとめ、デビューの後押しをした。
オリジナルアルバムは残しておらず、グループとしてはほぼ無名だが、実力でデビューを勝ち取っているだけに粒ぞろいのいい曲をたくさん残している。
代表曲は彼らにとって唯一のヒット曲となった“I Guess That Don’t Make Me a Loser”(1968年R&Bチャート32位)。その他にもミドルのグルーヴが心地いい“Try It Babe”や“Dream”、典型的なスウィートソウル“One Minute Babe”や“Candy”、ノーザンソウルタイプの“Come on Back”など作品の幅も広い。
3人はルビー・アンドリュースに多くの曲を提供しているが、メイヴィス・ステイプルの“Since You Became a Part of My Life”も彼らの曲。フレッド・ブリッジズ個人としては、フォートップス、デルズ、ドラマティックス等の大物にも提供している。
何かのキッカケがあればこれからでも評価が高まりそうなヴォーカル・グループ。