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ソウル&ファンク大辞典

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Staple Singers / UNCLOUDY DAY

ボブ・ディランが驚嘆した初期の代表曲収録

ステイプルシンガーズ Uncloudy Day,
Staple Singers, 1959
ゴスペル界屈指の人気グループ、ステイプル・シンガーズ。1950年代から活動する父と子からなるこのヴォーカルグループがVee-Jay(ヴィージェイ)時代に残したのが“Uncloudy Day”。彼らのコーラス以外は、父であるRoebuck “Pops” Staples(ローバック“ポップス”ステイプルズ)のトレモロゆらゆらギターと時折気まぐれに入るドラムだけ。恐ろしいほどのシンプルさだが、スカスカ感は全くなく、むしろサウンドは豊かにさえ聞こえる。

音的にはゴスペルはもちろんだが、初期のブルースやフォークを思わせるディープサウス感。ローバックはミシシッピ州生まれで、ロバート・ジョンソンやサン・ハウスを生で体感しているので、影響を受けるのは当然。

タイトル曲の“Uncloudy Day”は、ステイプル・シンガーズ初期の代表曲。ボブ・ディランはこの曲を聞いて「霧に包まれるような不思議な感覚に襲われた。一体どうやってこんな音を作ったんだ?」と語っている。人気絶頂のStax(スタックス)時代と音作りは全く違うが、このグルーヴはステイプル・シンガーズでしか出しえないもの。

Mavis Staples(メイヴィス・ステイプルズ)のリードヴォーカルは、この時代からやはり素晴らしい。

Producer: Calvin Carter
1959年



Uncloudy Day - Staple Singers
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