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ソウル&ファンク大辞典

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Young Rascals / GROOVIN’

みんなが愛せば名前も変わる

ヤングラスカルズ Groovin',
Young Rascals, 1967
ほのかに英国発ブルーアイド・ソウルの香りがするが、ニュージャージー州で結成された4人の米国人によるヤング・ラスカルズ。Atlantic Records(アトランティック)との契約時に、“The Rascals”としてデビューしようとしたが、似た名前のバンドが既にあったため、知名度に劣る彼らは仕方なく「ヤング・ラスカルズ」にバンド名を変えてデビューしている。

サウンドの中心はキーボードとヴォーカルを担当するFelix Cavaliere(フェリックス・キャヴァリエ)とパーカッションとヴォーカルのEddie Brigati(エディ・ブリガッティ)の2人。B5 “A Place in the Sun(邦題:太陽のあたる場所)”は、スティービー・ワンダー 1966年の大ヒット曲のカバーだが、彼らは作曲能力も高く、代表曲B1 『グルーヴィン』をはじめ、ほとんどはメンバーの作品。『グルーヴィン』は、黒人アーティストにもカバーされ、Booker T. & the M.G.’s(ブッカーT&ザ・MGズ)のバージョンも有名。

このアルバムではやや異色のB6 “It’s Love”では、ジャズ・フルーティストのHubert Laws(ヒューバート・ロウズ)がソロをとっている。

有名になり、みんなに愛されるようになった彼らは、このサード・アルバムを発表後、「ヤング」を外し当初の希望であった「ラスカルズ」に改名することができた。

Producer: The Young Rascals
1967年



Groovin' - Young Rascals
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