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第2作目にあたる“Piece of a Man”は、音楽的要素を拡大し、ジャズファンクやブルージーなスタイルをとった。彼の音楽的相棒であるBrian Jackson(ブライアン・ジャクソン)もこの作品から参加している。
Flying Dutchman(フライング・ダッチマン)のプロデューサー、ボブ・シールの顔の広さのおかげか、ブライアン・ジャクソン以外のメンバーがやけに豪華だ。ほぼ音楽的なデビュー作でもあるのに、鉄壁のリズム隊には、Bernard Purdie(バーナード・パーディ、ドラム)とRon Carter(ロン・カーター、ベース)、フルートとサックスはHubert Laws(ヒューバート・ロウズ)が担当している。
オススメはファンキーなA面の曲。A1 “The Revolution Will Not Be Televised”は、デビューアルバムにもラップ版が入っていたが、このバージョンの方が有名。メローなA6 “I Think Ill Call It Morning”の彼の歌声もなかなか味がある。
彼の社会体制を冷静に見つめた上での攻撃的な思想とアジテーションのようなヴォーカルスタイルは、ヒップホップに多大な影響を与えた。
Producer: Bob Thiele
1971年